【ワイン会記録】12/9 (金)アムルーズ ~恋の誘惑・ロマンティックあげるよ~

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今回は!ブルゴーニュの偉大なる一級畑、アムルーズの飲み比べ

アムルーズは、ミュジニーの下に位置する5.40haの小さな畑です。

南東を向いた急斜面の下には、ヴージョの湧き水でできた池が広がり、右手にはヴージョ城が見え、地平線に広がる大地がなんとも美しい。
17の生産者が存在しますが、今回は熟成し、美しく心躍る優雅なピノ・ノワールをお楽しみいただけます。
ぜひ、ワインに恋焦がれにいらしてください。

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2000 Chambolle Musigny Les Amoureuses (Vincent Girardin)
シャンボール・ミュジニー レ・ザムルーズ(ヴァンサン・ジラルダン)

ヴァンサンの父、ジャン・ジラルダンから1982年より畑の一部を相続してスタート。
もともとはサントネイが本拠地だが、ムルソーに移転し、その後畑を拡大してネゴシアン業も行う。
今回のアムルーズもネゴシアンのもの。
2008年から完全にビオディナミに移行。
ヴァンサンは2012年に引退し、右腕として醸造家を務めていたエリック・ジェルマンが責任者を務めている。


気候:コート・ド・ニュイはシーズンを通じて健全。コート・ド・ボーヌなどでは大雨や雹に見舞われた。

テイスティングコメント:
外観はまだまだ若いかと思いきや、エッジから中心に向かってオレンジがかってきている。
ラズベリー、紫すもも、ドライローズ、きのこ、紅茶のなどの香りに、少しローストのニュアンス。
アタックはなめらか、緻密なタンニンが感じられる。
繊細で緊張感のある酸が余韻へ綺麗に続く。




1995 Chambolle Musigny Les Amoureuses (Robert Groffier)
シャンボール・ミュジニー レ・ザムルーズ(ロベール・グロフィエ)

モレの生産者だが、シャンボールに多くの畑を所有し、アムルーズの最大の所有者でもある。(1.12ha)
スタイルはキュヴェやヴィンテージによってまちまちで、90年代はすべて徐梗スタイル。
現在は息子のセルジュ、孫のニコラの3人でワイン造りにたずさわっています。

気候:良好なヴィンテージ。ミルランダージュ(発育不良)が見られ、収量は多くないものの、タンニン、酸を十分に 備えた凝縮したぶどうが収穫でき、上質なワインができあがった。

★ミルランダージュについてはこちら

テイスティングコメント:
エッジは少しオレンジがかっており、中心部はまだルビーが残る。
香りは、はっきりとしたブーケ、 枯れ葉を含んだ湿った黒い土のニュアンス。
ブラックベリー、ドライレーズン、スパイス香。
アタックはヴァンサンよりも強く感じられ、その後丸みを帯びた酸が優しく喉を通り抜ける。
タンニンはまだ力強く、凝縮感も感じられ、グロフィエらしい重心の低い味わい。
安定感のある美味しさ。さすがグロフィエ!




1990 Chambolle Musigny Les Amoureuses (Comtes G.Vogue)0.56ha
シャンボール・ミュジニー レ・ザムルーズ(コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ)

いわずと知れたミュジニーを代表する造り手、ヴォギュエ。
アムルーズの改植は1964~1974年。 醸造責任者を務めていたフランソワ・ミエは2021年で引退。
新樽比率は特級でも35%程度。

気候:大成功を収めた年。夏の猛暑で小粒なぶどうはかなり凝縮し、力強いスタイルとなった。

テイスティングコメント:
外観は1995年とあまり変わらないが、ドライいちぢく、腐葉土、黒トリュフ、藁や干草のはっきりとしたブーケ。
柔らかいアタックにこなれたタンニン。
高い酸が全体を引き締め、気品に満ち溢れる。
口中で様々な要素が混じり合い、非常に複雑でダイナミズムが感じられる素晴らしいワイン。




1985 Chambolle Musigny Les Amoureuses (Remoissenet)
シャンボール・ミュジニー レ・ザムルーズ(ルモワスネ)

1877年に設立のメゾンで、長年ローラン・ルモワスネが経営していた。
2005年、後継者のいないローラン氏は引退し、アメリカ人資産家でワイン収集家としても知られたエドワード・ミルシュテン氏に伝統を引き継ぐ。
副社長に迎えられたルイ・ジャド社の元重役ベルナール・ルポルト氏がメゾンを仕切り、クロディ・ジョバールが醸造を担当。

気候:前後10年間と比べても最高のヴィンテージにあげられる年。
冬春は極寒に見舞われ、コート・ド・ニュイに被害をもたらすが、その後の天候は回復し、結果的に素晴らしいブドウができあがった。

テイスティングコメント:
外観はオレンジとレンガの中間、全体的に淡い色調に変化してきている。
ドライフランボワーズなどの明るめの果実、藁、紅茶、枯れ葉のブーケ。
軟水を想わせるような柔らかなアタック。
透明感があり、綺麗な酸、薄張りのガラスのような繊細な味わいが印象的。
個人的に優勝!




1982 Chambolle Musigny Les Amoureuses (Louis Jadot) 0.12ha
シャンボール・ミュジニー レ・ザムルーズ(ルイ・ジャド)

言わずと知れたドメーヌ兼大型ネゴシアン。
1970年からジャック・ラルディエールが醸造責任者を務める。
1996年、ラドワ・セリニー村に創立した樽製造会社カデュを買収。

気候:天候にも恵まれ豊作、特に白の評価が高い年。好天候のわりに平均的な味と評されるヴィンテージ。

テイスティングコメント:
エッジは完全にオレンジがかり、中心部も淡いオレンジよりのレンガ色。
1985年とあまり変わらない。
ルモワスネが赤系果実だったのに対して、こちらはドライブラックベリーやプルーンなどの、もう少し深みのある黒系果実を感じる。
コーヒー豆や黒く湿った土に少し腐葉土が混じったような香りも混じる。
アタックはかなり溶け込んでいるが、タンニンは意外とまだ感じられた。







今回の一番人気は・・・・












ルイ・ジャドでした!!!

全体的に注ぎたてのテイスティング時は硬い印象が見受けられましたが、数日後、開いてきました。(コラヴァンにて)
さすが偉大なる畑、アムルーズ!!!!








ということで、今回は13名様限定(各55ml) ♦88,888円♦でした!!!

ご参加ありがとうございました♪








そしてそして次回のワイン会は!!!








ご予約お待ちしております♪

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Tel: 080-3400-7373
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それではまた(・ω・)ノ☆


(文:このみ)

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