WSET diplomaのD3(世界のスティルワイン)の試験を終えて

一昨日、Diplomaの最難関と言われているD3(Still wines of the world)を受けました。

Still Wines of the World = スパークリングと酒精強化ワイン以外全て範囲です。

試験は二日に分かれ行われ、

1日目は理論で全て筆記で、

2日目はテイスティングの合計7時間弱の長い戦いでした。

本当にようやく終わった〜、疲れた〜というのが正直な感想。

D3に関しては半年間、毎週課題を出されますが、

リーディング、クイズ、エッセイ、グループワーク、

に加えテイスティングの課題とかなりのボリューム感で大変でした。

英語ネイティブでも大変な試験である事は間違いありません!

それなのに、英語が母国語じゃない人が取ろうと思うと

相当〜な努力が必要だと思います。

D3は半年間のプログラムと長いように感じるかもしれませんが、

一つ一つ勉強する内容が凄まじく濃いため、

普通は働きながらで半年で受かろうとするのはかなり大変だと思います。

相当な勉強上手、元々の下地がある人、暇でお金がある人(笑)

でしたらクリアできるかもしれませんが、

普通にフルタイムで働いてる人だとかなり厳しいように感じます。

実際、D3の試験勉強のためだけに、仕事を一時休業している醸造家の方もいました。

そんな中、数々あるグループワーク、エッセイや模擬試験で心が折れている人も

散見されました。グループワークの参加率が非常に低くメンターのSally Easton MWも

その重要性や意義を一生懸命説いていましたが、効果は限定的のように見えました。

実際僕も全ての課題を提出するのは無理だと思い、

重要度の高くメンターにフィードバックもらえる課題を

中心にやっていましたが、それでもいっぱいいっぱいでした。

正直これだけの内容なら半年ではなく、

じっくり1年かけた方が身に付くようにも思えました。

とはいえ、トータルでみた時、

学びもたくさんあり勉強のプロセス自体は凄く楽しめました。

何事にも代えられない経験ですし、

心から受けてよかったと感じます。

ですが、ワインエキスパートの試験が終わった時と全く同じ心境です。

自分はまだまだ何も知らない。

これから勉強はまだまだ続くし、スタートラインに立ったばかりだと。

多くのマスターオブワインが膨大な知識と経験を持ち合わせながらも

大変謙虚な本当の理由は、

自分が知っていることと知り得る事には限界があるという

自覚があるからではないでしょうか。

MWでも何でも無いですが、

常に謙虚な気持ちを持ち、

これからもワインの勉強に励もうと思います。

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