ワイン会～夢の五大シャトー飲み比べ～ @AOYAMA WINE BASE

2023年9月5日 2023年9月5日

Konomi

こんにちは☆

Aoyama Wine Baseのこのみです(･∀･)

今回は、先日2023/8/11に行なわれたワイン会レポートです♪

今回はAoyama Wine Base初となる五大シャトーすべてを並べた贅沢な飲み比べでした～！！

1989 Chateau Latour (Pauillac)

VT★★★★★:穏やかな冬、雨の多い春、そして非常に寒い4月を経て、ボルドーは1949年以来最も暑い夏の一つを迎えた。そのため収穫が異常に早まるような条件が整い、1893年以降でこれほど早く収穫された年はなかった。一般的に、ワインはバランスが取れており、力強く、凝縮感があり、果実、アルコール、タンニン、酸味のバランスが取れてた年。

テイスティングコメント：プルーンやブラックベリーなどの黒系果実香がはっきり立ちのぼる。
強いメントールやきのこなどの香りがあり、ブーケは出てきているが、まだまだ若々しい印象に驚く。
アタックははなめらか、果実の凝縮感にラトゥールらしい男性的な骨格がストレートに感じられる。
暑い年にも関わらず、酸味もしっかりとあるため、非常にバランスが取れている。
まさにグレイトヴィンテージ。
まだまだ熟成できるポテンシャルだが、これくらい果実味が残ったラトゥールもとても素晴らしい。

1987 Chateau Haut Brion (Grave)

VT★★★:7月と8月は例年よりもはるかに涼しく曇っていたが、9月になると猛烈な暑さが訪れ、形勢は一変しました。その後、月末にかけて豪雨が発生し、収穫に大打撃を与えたため収量が減り、一部の生産者は厳格な選抜を行う必要があった。

テイスティングコメント：熟成したオーブリオンらしい、香り高い圧倒的ブーケ。
レザー、タバコ、腐葉土、ロースト、燻香などの複雑な香りの中に、かすかにブラックベリーのアロマ。
さらさらとしたタンニン、香りの印象よりも果実味が感じられた。スケールの大きいワイン。

1981 Chateau Margaux (Pauillac)

VT★★:初夏になるとどんよりした天気が続き、気温は低く、かなりの降雨。
8 月になると天候が安定し始め、長く暑くて乾燥した日がようやく現れ、9 月まで続き、ゆっくりとブドウがフェノールの熟度を迎える。残念なことに、収穫直前に再び大雨が降り、収穫が完全に中断され、最終的にヴィンテージは危うくなった。

テイスティングコメント：明るいフルーツにドライローズや腐葉土などのブーケ、ヴァニラがふわっと香る。
先ほどのオーブリオンとは打って変わって、優しい印象。
なめらかな質感、繊細できれいな酸にピュアな果実味。
雨の多い年らしく一段と女性的で、このマルゴーだけまさに別ジャンルのようだ。
まだ意外と若い印象も持ちつつ、他のヴィンテージに比べるとすでに飲み頃なのだろうか。

1973 Chateau Mouton Rothschild (Pauillac)

VT★:ムートンが第2級から第1級へ昇格した1973年のラベルで、この年亡くなった天才画家　パブロ・ピカソが描いたもの真の自由を象徴するかのように歌い踊る酒の神バッカスとその信者たちの宴を描いた作品。
夏は7月下旬に大雨が降り、決定的に寒く湿気の多い季節になった。その後、非常に暑い 8 月が救いとなり、その暖かな状況は 9 月まで続いた。その後、月の後半には再び大雨が降り、結果的に収穫量は多かったものの、ワインは貧弱なものから平均的なものが中心となった。

テイスティングコメント：バニラ、黒と赤の中間ベリーの甘い香りにうっとり。新樽比率の高さからヴァニラのニュアンスも感じられる。透明感があり、純粋でクリーンな果実、繊細で柔らかい酸、タンニンもなめらかでまるみを帯びた液体。