熟成ネビオーロとは・・・What is Nebbiolo??

こんにちは、Old Water Clubの吉原です。1952年の柔らかな美しいネビオーロ。

こちらの作り手は、飲み頃になってからワインをリリースするのでコストパフォーマンスに優れた素晴らしい古酒。

今回は、この1年間飲み続けてきたネビオーロについてテクニカルに解説していきたいと思います。

吉原はフランスワイン好き??と思われる方も多いと思うのですが、お気に入りはイタリアです。

ネビオーロは、色わいが淡く、熟成するとさらに淡い色合いになってゆきます。

透き通ったルビー色が特徴的で他の品種にない色合いですごく綺麗だなと思います。

また色合いが出にくい品種で色合いが抜けやすい品種だと思います。

熟成したネビオーロを飲むと鮮やかで明るく無色に近い。色の淡いオレンジという感じ。

古酒で色合いが抜けている場合、状態が良くない場合が多いのですが、ネビオーロに限り、色合いからは判断できないと個人的には思います。

同じ熟成したブルゴーニュなどに比べるとかなり淡い。色合いの熟成は、早いのも特徴だと思います。

また葡萄のクローンとしてはヴィオニエの従兄弟です。知ってましたか??驚きです。

酸が強く、タンニンがしっかりしているのが特徴。

またタバコやスミレ、バラのニュアンスがあり、野生的なニュアンスもある。

熟成するとタンニンがきめ細かくなり優しくピノ・ノワールに似てくる。

骨太なピノ・ノワールというところだろうか・・・。

熟成すると複雑さがまし、妖艶なニュアンスが出てきて、他の国にはない良さが出てくる。

そこがイタリアワインの大きな魅力だと思う。

1970 BARBARESCO GAJA

一流生産者で良い年なのでかなり期待していたが、色合いが大きく抜け落ち無色に近かった。

これは、瓶底なので色合いが付いていますが。

保存が良くなかったようで、熱を感じるランシオが出てしまっていた。

古酒で異常に甘みを感じる場合は、状態は良くないと言えるだろう。

1979 BARBARESCO GAJA

9年の差だがこちらは、かなり良い状態だったので若々しさを保ったワイン。

色合いも透き通った美しいルビー。エッジは、オレンジかかる。

79年はかなり良い年なので生命力に溢れたワインが楽しめた。

ワンポイントアドバイス!!

1970年代はコルクの不良が多い年なのでかなり柔らかく脆くなっているので抜栓時はかなり注意が必要です。

GAJAは、さらにコルクが長いので〜大変。90年代に入るとさらに長くなります。

区間による畑の個性をというテーマで生産されるバルバレスコ

1993 BARBARESCO SORI TILDIN GAJA

1996-2012は15%バルベラがブレンドされている。(この時代はLANGEを名乗っている)

2013年からまたBARBARESCOを名乗る。

(ENOTECA ONLINEより抜粋)

三つの区間に分けてリリースされているが、コスタに北川の畑で太陽がよく当たり葡萄がよく熟すので

肉厚でグラマラスな印象があるワイン。

93年は、どちらかというとやわらかいヴィンテージだが、畑のテロワールか力強さを保ったパワフルなワインだった。

他にもネビオーロ飲んでいますが長くなってきましたのでまたの機会に・・・。

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