108種類徹底解説 No.29 < ドライ・リースリング/アンソニー・ロード(アメリカ)>
Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!
今回はアメリカ・ニューヨークより
『ドライ・リースリング』をご紹介します!
このワインを勧めると皆さん口を揃えて
『ニューヨークってワイン作れるの!?』と驚かれますね(笑)
タイムズスクエアやマンハッタンのイメージが強いニューヨークですが
州自体は非常に広大で、広さだけでいうと北海道と九州を合わせたくらいの規模。
ワイン生産量に至ってはカリフォルニア州、ワシントン州に次いで3位!
(カリフォルニア州が圧倒的すぎて3位でも全体の5%未満ですが、、)
そんなニューヨークではどんなワインが作られているのか!
早速みていきましょう!
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Dry Riesling (Anthony Road)
ドライ・リースリング(アンソニー・ロード)
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生産国:アメリカ ニューヨーク州
品種:リースリング
ALC:11.3%
販売価格:¥3,887(税込)
まずニューヨークのブドウ産地について軽く紹介しておきましょう!
紫色のところがブドウ栽培が盛んな地域。
皆さんご存知のマンハッタンは
右下のロングアイランドのすぐ左側、NewYorkCityと記載があるところ。
あの大都会から少し北や東に行くだけで広大なブドウ産地があるのは驚きですね!
そして今回ご紹介するドライ・リースリングは
州の北西に位置するフィンガーレイクスから!
その名の通り指(フィンガー)のような湖がいくつも(11個)あるためそう呼ばれています!
全米でも最も寒い産地の一つに数えられ、冬は凍てつくように寒い、、
そういえばヨーロッパにもそんな国がありましたね? そう、ドイツです!
これだけでも品質の良いリースリングになりそうです!(笑)
気になる味わいや香りですが
特徴を3つ挙げさせていただきます!
①りんごの蜜のような香り
→特徴であるペトロール香はそこまで主張せず甘い蜜のような香り!
②刺激的な酸味
→敏感な方であれば舌がチクチクするような溌剌とした酸味!
③美しい外観
→グリーンがかったイエローを呈しており、2次試験対策にも!
第一印象は蜜の香りが全面に感じられるので
少し甘口なのかな?と思いますが
それとは裏腹に溌剌とした酸味が嬉しい誤算となって
目・鼻・口の全てで楽しんでいただけるワインに仕上がっています!
ジンジャーのニュアンスも少し感じられるので
生姜を使った料理やお酢を使った料理とも相性が良さそうです!
個人的には豚の生姜焼きと合わせてみたいです!
最後に生産者のアンソニー・ロードについて!
フィンガー・レイクスにおける
パイオニア的存在の家族経営ワイナリー。
1973年にブドウ栽培業者としてスタートし、
1990年にワイン醸造を始める。
NYサステイナブル・プログラムに基づいたブドウ栽培には定評。
フィンガー・レイクスのワイナリー3社合同で造った
Tierce 2010 Dry Rieslingが
2013年の米大統領就任昼食会に選出。
今回は以上となります!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
(文:こういちろう)