ワインの飲み頃とは・・・。古酒を飲み続けて思うことは・・。
このワインの飲み頃はいつですか??
そんなことを聞かれるが・・・。今回は、そこにフォーカスしたいと思う。
飲み頃を判断するのは難しい。正直、飲み手の好みだと思う。この一言で申し訳ないのですが・・・。
このクレドセランは、ある人にとっては感動!!!
ある人にとっては、飲み頃のすぎたワインなのだ・・・。
若いフレッシュなワインが好きな方は、若いうちのが美味しいだろうし、
熟成して独特な複雑みを持った方が好きな方もいるだろうし・・。
飲み頃とは、飲み手の好みだといえる。なのであんまりこの議論は好きではないです・・・。
個人的に思うが、むしろ、リリースされているワインは全て飲み頃です。今飲んで美味しいということ。
生産者は、自分のワインが飲み頃だと判断し出荷しているところが大部分。(彼らが飲んで美味しいと思うタイミング)
彼らが、よくないというタイミングで出しませんw
例えば、シャンパーニュの有名どころの”SALON”はリリースが遅い。
あまり科学的な話はしたくないのですが・・・。
10年以上寝かすことにより、旨味が増す。(通常、澱が、旨味成分を吸収してしまうが、澱がその旨味をワインに戻すタイミングが10年と言われている。)
なので大体10年寝かせるところが多い。 長い・・・。すごい寝てる。それくらい寝たいw
が・・・。個人的には現行の2012年を飲んでも・・・・・。
僕からしたら、ただ、馴染んでいない固いシャンパーニュなのだ。
80年代を飲んだ時は、本当に感動したが・・・。
泡立ちは、優しく・・色合いは琥珀。ハチミツやブリオッシュ、バターのような甘やかさが素晴らしい。
もはや白ワイン・・。
が、一般的にはシャンパーニュはフレッシュさと瓶内2次発酵からくる力強い泡立ちを楽しむものなのだ。
そういう意味では・・・飲み頃なのか???
飲み頃とはそんなもので個人の好みが大きく影響している。
個人的な意見だが、ワインの飲み頃は、飲み手のエゴに近いものだと思う。
例えば、ミモレット。
24ヶ月熟成するとアミノ酸の旨味がジャリジャリと出てきてまるでカラスミのような旨味の爆弾・・。
若いものはクリーミーで癖がなく柔らかい味わい。
どちらもとても美味しい。
TPOにあわえて楽しめる。
僕が考えるワインの飲み頃もそんな感じでやはり好みが優先されるものだと思います。
ワインを飲み慣れていなかったとき、古酒の独特の味とブーケが苦手だったけれど・・・。
今は、熟成に耐えてきた古酒がその時間の蓄積を愛おしく思うし←ちょっと病気w
カジュアルに楽しみたい時はそのフレッシュな若々しいワインが素晴らしいと思える・・。
ワインの飲み頃とは、その飲み手が考えるTPOなのかもしれない。
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