こだわりの石壁
こちらの写真は、石川県小松市にある石蔵です。
古くからよい石のとれるこの地方の、「滝ヶ原石」を使った昭和10年代に建てられた蔵です。
何とも趣がありますね。。
成分は凝灰岩で、石のきめが細かく軟石。
彫刻にとても適しており、墓石や鳥居、灯籠、建築材、浴室材などにも広く使用されているそうです。
今では機械で石を切り出すのですが、当時は、職人が手作業で切り出した、
その際につけた模様?が、年月を経て、よい表情を醸し出しています。
この石蔵を、Aoyama Wine Baseで譲り受け、解体し、セラーなどの壁材として、再利用している訳です。
よい石のとれる石川県小松市では、このような石蔵が昔は散在していたようですが、
このように状態よく現存する石蔵はなかなか見つからないみたいです!
この度は、デザイナーさん、コーディネーターさんの紹介でタイミング良くご縁をいただきました。
内装は、西洋の文化でもある『ワイン』や『石』を取り入れ、メソポタミア文明と和の融合を意識しています。
特に地下は、千利休の茶室のような、”削ぎ落としの美”を意識し、
五感が研ぎ澄まされるような空間でワインを味わっていただきたいと思っています🍷
是非、当店が完成したら、この石の歳月が醸し出す情趣ある雰囲気を堪能しにいらしてくださいね♪
※石壁に擦って大切なお召し物やバッグを傷つけないようにご注意くださいませm(_ _)m笑
(文:このみ)