AOYAMA WINE BASE ワイン会 Morey Saint Denis いぶし銀 2024/4/26~
みなさん、こんにちは。
Aoyama Wine Base のスタッフ、このみです(*‘∀‘)
先日、Morey Saint Denis いぶし銀のモレサンドニ
のワイン会を行いました!!
クロドランブレーをモノポールだと思っている方も多いのではないでしょうか??
実は、0.043haトプノ・メルムが所有しています。
年間 200本ほどしか生産がなく、かなりレア‼️
同じ年の贅沢なランブレーの飲み比べを中心にお楽しみいただきました🍷✨
2005 Clos de la Roche (Nicolas Potel)
VT:★伝説的
6 月と 7 月は両方とも高温で乾燥していましたが、8 月には気温が少し下がり、9 月には散発的に穏やかな雨が降り、ブドウの木に水分を補給することができました。
その後の温暖な気候により、ゆっくりフェノールが成熟し、皮が厚く、健康なブドウが獲れました。
ニコラ・ポテル氏が1997年からリリースを開始したネゴシアン。
歴史は浅いものの、設立当初から驚くべく評価を勝ち取り、10年間の間に一気にブルゴーニュ新世代のスターにのし上がった。
ですが、2004年、メゾン・ニコラ・ポテルを親会社のコタン・フレールに売却。
2008年には、自らの名前を冠した会社を去ります。
その後、ニコラ・ポテル氏は、メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌを運営。
一方、ネゴシアン、メゾン・ニコラ・ポテルは、若き醸造家ジャン・クリストフ・パスコー氏に託され、その品質、ポリシーを受け継ぎ、現在に至っています。
テイスティングコメント:
外観はまだ若々しいルビーレッド。
ストロベリーやラズベリー、赤すぐりなどの赤系果実がメインで、少し土っぽい印象。
酸は高く(思ったより非常に高い)、まさに”いぶし銀”という感じのエレガント優しいスタイル。
約20年経っているが、まだ熟成感はあまりなく、若い印象。
まだまだ熟成ポテンシャルを感じる1本。
2005 Clos des Lambrays (Taupenot Merme)
VT:★伝説的
0.043ha所有
モレサンドニ
母のドゥニーズ・メルムがアンリ・ペロ・ミノ夫人のマリー・フランスと姉妹だったことから、
ドメーヌ・メルムが所有していた樹齢35~60年を超える複数の超レア区画をドメーヌ・ペロ・ミノと分割相続した。
分割相続のため多くの畑で隣り合っていることもあり、実際に葡萄畑ではクリストフ・ペロ・ミノと協同栽培を行っている。
テイスティングコメント:
凝縮した赤系果実、上記のポテルよりちょと熟したストロベリーなどの豊かな香り。
ちょっとスパイシーでミネラル感もあり。こちらも酸は高く、エレガント、まだ若い印象。
2005 Clos des Lambrays (Lambrays)
VT:★伝説的
いくつかの小区画が集まってできている様々なテロワールに富む特級畑。
ランブレイは、クロ・デ・ランブレイをほぼ所有する生産者です。
所有者は過去に何度か入れ替わり、現在の所有者である大手 LVMH グループが 2014 年に畑を引き継ぎました。
テイスティングコメント:
赤スグリ、ラズベリー、イチゴなどのピュアな赤系果実、フローラル。
酸はこちらも高く、スパイシーな印象も。
全体的にタンニンは緻密でしっかりと感じられた。
2002 Clos saint Denis (Domaine des Chezeaux)
VT:◎優良年
冬と春の寒さにより開花が不均一になり、ミルランダージュの影響で収量が減少しました。
乾燥し、晴天に恵まれた 9 月には、涼しい風がブドウの木を吹き抜けたため病害の心配はなく、ピノ・ノワールの繊細な果実の特徴を保ちました。このヴィンテージはパンチには欠けていましたが、しっかりとしたタンニンと酸味を備えたミディアムボディの果実味豊かな傾向があります。
ブルゴーニュのトップクラスの畑を所有している地主として有名なドメーヌ・デ・シェゾー。
シェゾーは、ドメーヌ・ポンソへ畑を貸しており、仕上がったワインの約半分を地代としてシェゾーへ
小作代として納入している。つまり、こちらのワインは、ポンソが造っています。
木樽発酵、小樽熟成による伝統的な醸造方法を行っており、ノンフィルタ、卵白による澱引きはワインの本来持つ香りと味わいを十分に引き出すスタイル。(輸入元資料引用)
テイスティングコメント:
エッジはややオレンジがかった淡い色合い。
ラズベリー、レッドチェリーなどの赤系果実に、紅茶、キノコ、皮革、土などのブーケ香。
少し熟成感が出始めていて、妖艶で美しい。まだまだ果実味もしっかり残っており、とても良い熟成を経ている。
1998 Clos de Tart
VT:〇良い年
雨により腐敗やカビが発生し、収穫時には厳密な選別が必要でした。
9月中旬に収穫が始まったとき、ブドウの多くはまだ完全に熟していなかったので、一部の生産者は成熟を待ってから収穫。
品質には確かにばらつきがありましたが、それでも美味しく飲めるワインも数多くあります。
2017年、ドメーヌはフランスの富豪フランソワ・ピノーによって2億2,500万ユーロ(2億6,000万ドル)を超えると考えられる金額で買収された。 ピノーの投資グループであるアルテミスは、ボルドーのシャトー・グリエ(コンドリュー)のシャトー・グリエやポイヤックのシャトー・ラトゥール、さらにはカリフォルニアのナパバレーにあるアラウホ・エステートなど、フランス全土に数多くの有名ドメーヌを所有している。
この土地は以前はモメッサン家が所有しており、モメッサン家は 1932 年にこの地所を購入しました。家族はそのネゴシアン事業 (および名前) をブルゴーニュの大手ワイン家系のジャン・クロード・ボワセットに売却しましたが、モメッサン家はクロ・ド・タートを 1932 年まで所有していました。 ピノーに売却。
テイスティングコメント:
エッジはオレンジがかり、しっかりと熟成感がみられる。
皮革、枯葉、腐葉土、きのこなどのしっかりとしたブーケ香。
これぞまさに良き熟成を経たブルゴーニュの古酒、という感じ。
酸はかなりしっかりとあり、タンニンはきめ細かい。
こちらもまさにエレガントでいぶし銀が感じられた。
今回一番人気だったのは・・・
2002 Clos saint Denis (Domaine des Chezeaux) でした!!!
個人的には、
1998 Clos de Tartがまさにブーケが美しく、美味しかったです(^^)
さて!
次回のワイン会はこちら♪
皆様のご参加をお待ちしております!!
それではまた('ω')ノ♪
(文:このみ)