108種類徹底解説 No.49 < カベルネ・フラン / フェルミエ (日本)>

Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!

今回は日本は新潟県より
『カベルネ・フラン / フェルミエ』を紹介します!
ブランド米『コシヒカリ』の一大産地として名高い新潟県。
米が良い=日本酒を想像される方も多いと思いますが
果たしてワインはどうでしょうか!

早速、解説していきたいと思います!

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カベルネ・フラン(フェルミエ) 2022

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生産国:日本・新潟県
品種:カベルネ・フラン
赤ワイン ミディアムボディ
ALC:12.5%
販売価格:¥11,457(税込)

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まず最初に産地である新潟県について簡単に見ていきましょう!


実は新潟県。
日本ワインの歴史を語る上で欠かせない、重要な産地なんです!
というのも、明治期に『日本ワインぶどうの父』と称される
川上善兵衛がブドウ栽培・ワイン造りを始めたのがここ新潟県!
(ブドウ栽培の指示を出したのは英傑・勝海舟だと言われています)

その後、時が経ち1992年に
「国産生ブドウ100%、
かつ欧州系のワイン専用種100%のワインを造る」という考えのもと
カーブドッチ・ワイナリーがブドウ畑を作り、醸造所をオープン。
2005年頃からはこの考えに賛同したワイナリーがいくつかオープン。
現在は『新潟ワインコースト』と呼ばれ、海外からも注目を集めています。

今回ご紹介するフェルミエも賛同したワイナリーの一つで
栽培・醸造家の本多孝(ほんだたかし)氏は、
『カーブドッチ・ワイナリー』の「ワイナリー経営塾」にて
栽培・醸造・ワイナリー経営全般について学ばれました。

では次に使用品種であるカベルネ・フランについても見ていきましょう!


全世界で広く栽培されており
最も多く栽培されている国はワイン大国フランス。(約7割)
小粒であることが特徴で
しばしばカベルネ・ソーヴィニヨンと比較される。

フランス(ボルドー地方)では古くから補助品種として用いられ
主要品種としての活躍はごく一部(ロワール地方など)に限定されてきた。
しかし、現在ではその考えは見直され
カベルネ・フラン100%で作られる素晴らしいワインが
多く産出されている。

香り・味わいの特徴として
しっかりとした骨格を持ちながらもエレガントで
ブルーベリーやスミレなど軽やかな味わいを連想させる要素を
持っています。







では最後に気になる味わいについて見ていきましょう!
特徴を外観・香り・味わいの
3つの項目に分けて見ていきたいと思います!


・外観
明るいルビー色。
淵まで明るく、フレッシュな印象を受ける。


・香り
スミレの花の香りと少し土っぽいニュアンスが最初に感じられ
後からベリー系の香りが続く。

・味わい
みずみずしい果実味が口全体に広がり、
キリッとした酸が全体を引き締める。
余韻は長くエレガントで上品な印象。


いかがでしょうか!
香りはカベルネフランの特徴の通りの要素もありつつ
少し土のニュアンスが感じられたのは驚きでした。
個人的な見解ですが、新潟県の砂質土壌の影響かなーと
思っています!






単体でももちろん楽しめますが
鴨のローストや魚の煮付けなど幅広く対応できると思います!
新潟のご当地グルメである
たれカツ丼と一緒に楽しむのもありかもしれません!






今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

(文:こういちろう)

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