2022/5/14 ワイン会~お肉とワインは合うのか~@Aoyama Wine Base

みなさん こんにちは

スタッフ このみ です(・∀・)☆

今回はお肉付き(シャルキュトリー&ステーキ)のワイン会でした!

ワインは7種類の飲み比べで、”肉”にちなんでなんと29,000円!!



①2017  DB4 Napa Valley (Bryant Estate)

DB4 ナパ・ヴァレー (ブライアント・エステート)

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン73%、メルロ19%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド3%

カルフォルニア、スーパーセカンドTOP 7にも選出された実力派セカンドワイン。(パーカー92点)

超カルトワイン、ブライアント・エステートのトップキュヴェ 『ブライアント・ファミリー』 と同じ畑、同じブドウを使用しています!(一部デイビット・エイブリューの畑より)

テイスティング:カシスなどの黒系果実よりのパワフルでジューシーな果実味が印象的。タンニン旨味の ルバーブみたいなちょっと野菜っぽいニュアンスも感じられます。

トップキュヴェの神髄がちょっとだけ気軽に味わえる、旨味の詰まった一本です!

アルコール度数も15.4%と飲みごたえ抜群◎

②2010 コルトン 特級 レ・クロ・デュ・ロワ (ドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレ)

品種:ピノ・ノワール(新樽約30%)

ブルゴーニュを代表するネゴシアンのボワセ・ファミリーが所有する銘醸ドメーヌ。

コルトン丘の上部の理想的な斜面に位置し、作付面積はわずか0.49haのクロ・デュ・ロワ。

「王の畑」と名付けられたこの土地からは骨格のしっかりとしたパワフルなワインが出来上がります。

ワイナリー名由来:創始者の出身地でもあり、ヴージョに多く畑を所有していたから。

1999年ヴィンテージからドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレとしてのワイン造りが始まり(ビオディナミ) 、2004年からは軽めの抽出。

2005年の後より醸造担当が変わり、味わいがさらに向上した。

2008年から各ワインのごく一部を試験的に全房発酵を開始。(味わいから恐らく全房発酵に思えた。)

(ブルゴーニュ大全より抜粋)

味わい:上澄みをテイスティング。とても優しく、繊細な味わい。底のほうを再度テイスティングしたところ、赤系~黒系果実の中間のようなしっかりしたコルトンらしい果実味がより感じられました。全体的に落ち着いた印象です。

2010年...天候が不安定な年で収量は多くないが、赤白ともに素晴らしいワインが造られた年。

③2009 Alion (Bodegas y Vinedos Alion)

アリオン(ボデガス・イ・ヴィニェードス・アリオン)

ブドウ:テンプラニーリョ100%

熟成:フレンチオークとアメリカンオーク(新樽80%)

スペインを代表するトップワイナリーのひとつ、ベガ・シシリア。

彼が生み出すクラシックなワインに対して、ティント・フィノ(テンプラニーリョ)をモダンに表現したエレガントなスタイルがこちらのアリオンです。

アリオンは、ベガ・シシリアから15km東、1991年に設立。

アリオンの名称はアルバレス家生誕の地、レオンに由来しています。

3つの区画からなる130haの畑でベガ シシリアと同じアプローチでブドウ栽培。

水はけが良い堆積土壌で地中深くには炭素が多く存在し、ゆっくりと時間をかけて進化を遂げてきた土壌からは複雑で高品質なブドウが収穫されます。

味わい:ドライチェリーやブラックベリーなどの力強い香り。

筋肉質な果実やスパイス、オークのニュアンスなどが感じられ、酸もしっかりあるのでとてもバランスが良いです。

タンニンは溶け込みつつありますが、まだ若々しさも感じられ、ゆっくりとグラスを傾けながら飲みたい一杯ですね。

④The Eyrie Vineyards Daphne Pinot Noir 2009

ダフニー ピノ・ノワール(ジ・アイリー・ヴィンヤード)

オレゴン/ウィラメットヴァレー/ダンディヒルズ

品種:ピノ・ノワール

設⽴:1966年 有機栽培 2005年から次男のジェイソン・レットが指揮をとっています。

植付け:1974-2016年 密植/0.6ha/標高270-284m/⻄向き

クローン:ポマール

⽣産量:約200 ケース(希少!)

ジ・アイリー・ヴィンヤードと言えば、創設者の故デイヴィット・レットがオレゴンのウィラメット・ヴァレーに初めてピノ・ノワールを植えたパイオニアであることは有名な話ですね!

ダフニー・ヴィンヤードは、1974~84年に標高279~292mにある西向きの密植した畑(0.6ha)。

ダンディ・ヒルズで最も高台に位置し、岩石が混じる火山性土壌。

南西向きで西風の影響を直接受けるため、ブドウの成熟が緩やかで収穫はいつも最後なんだそう。

名前由来: 1974年にブドウを植えたジョン・シェツキーの妻"ダフニー"の名に因んでいます。

エチケットのお花は、沈丁花(ダフネ)。

ちなみにワイナリー名は、開墾した畑に高く聳える松の⽊があり、そこに鷹が巣を作ったことから、ワイナリーの名前を鷹や鷲が⽊の高所に作る巣を指す「 eyrie(アイリー)」をとって、「ジ・アイリー」。

アイリーでは、オレゴン州ウィラメット・ヴァレー/ダンディ・ヒルズに位置する5つの畑(ダフニー、ローランド グリーン、アウトクロップ、シスターズ、ジ・アイリー)の樹齢が、それぞれ25年を超え、ワインにも畑の個性が顕著に現れてきたことから、2012年に初めて畑名を冠した単一畑ピノ・ノワールのリリースを開始。

当主ジェイソン・レットが樽を一つ一つテイスティングし、畑の個性が示されたワインのみを単一畑名でボトリング。

テイスティング:ベリーのチャーミングな香りが立ち上ります。とても良いです。

熟成により柔らかくなり、透明感溢れる可憐な味わいでした。



⑤2002 パンセ・ド・ラフルール(0.87ha)

品種:メルロとカベルネ・フラン

1987年よりリリースのシャトー・ラフルール(ポムロールにおいてペトリュスに並ぶ存在!)のセカンドワイン。

下層の深い砂利と粘土を含む土壌はワインに複雑味をもたらし、収穫したブドウは、ラフルールとほとんど同じ醸造方法で仕立てられます。

ラフルールはカベルネ・フランが半分以上という構成に対し、パンセ・ド・ラフルールはよりメルロ比率が高い構成。それゆえラフルールの魅力である深遠な香りを備えながらも、より寛大で、近づきやすい印象の味わい。

テイスティング:開けたての上澄みは、綺麗で端正な印象。まだまだ若々しさを感じる、セカンドでもさすがのポテンシャル。

抜栓してから数日後、底のほうもテイスティング。ワインは美しく開き、まろやかで凝縮した旨味の果実爆弾。。(澱すら美味しい)

やはり良いワインは開くのにある程度時間がかかりますね!感動です。。

ちなみに2019年からはセカンドワインではなく、特にポムロール的な土壌を持つ僅か0.7haから生まれる独立したワインとして、"レ"パンセド・ラフルールと名づけられています。

⑥1973 Crozes-Hermitage (Jaboulet-Vercherre)

クローズ・エルミタージュ(ジャブレ・ヴェルシェール)

ローヌ地方の優良生産者ポール・ジャブレの分家。

ブルゴーニュのボーヌに蔵元があるネゴシアンです。

2000年代前半、ドメーヌはすでにフェヴレやルイ・マックスへ売却されている希少なワイン!

テイスティング:獣のような野性味溢れる香り。酸はしっかりと保たれ、約50年の熟成を経て優しく滋味深い味わいに。。

ドライトマトのニュアンスが印象的で美しく熟成したピノ・ノワールの古酒を思わせすごく繊細なワインでした。


⑧1952 Barolo (Marchesi di Barolo)

バローロ(マルケージ・ディ・バローロ)

マルケージ・ディ・バローロの歴史が始まったのは、正確には1807年。

バローロの伯爵カルロ・タンクレーディ・ファッレッティがフランス貴族の娘ジュリエット・コルベール・モレヴリエ花嫁に迎え入れた時から始まります。

教養の高かったこのジュリエットの助言により、バローロのワインは長期の熟成を経て生産されるようになり、ワインとしての価値を向上させたと伝えられています。

1864年、ジュリエットは子供がないまま亡くなり、ファッレッティ家は断絶してしまいますが、無事アッボーナ家の人々が継承し、伝統を守りながら改良を続けています。

テイスティング:色合いは想像通り、かなり淡くオレンジがかっている。ネビオーロは、色合いが出にくいので、古酒になると普通のワインよりもかなり淡い。なめし革やキノコなどの熟成香。酸もしっかりありますね。70年の時を経てタンニンは溶け込み、かなりエレガントで優しい中にも複雑さが感じられる味わいでした。

以上、今回のワイン会レポートでした!

今月は、

6月11日(土) Old Waterの魅力~ブーケの美しさ~ のワイン会

6月18日(土)  ワイン会 ~Dom Perignon Tasting~ です!

残数席です!ご興味ある方は、ぜひぜひご連絡くださいませ♪

ではでは(・ω・)ノ

(文:このみ)


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