108種類徹底解説 No.40 < バローロ・ブリッコ・マンゾーニ / フラッテリ・フェッレーロ(イタリア)>

Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!

今回はイタリア・ピエモンテより
『バローロ・ブリッコ・マンゾーニ』のご紹介です!
バローロといえば
『王のワインにして、ワインの王』とも呼ばれており非常に有名ですね!
このバローロを表現する言葉、、、
ワインを勉強し始めた頃に、なんてかっこいいんだ!
と感銘を受けたのが記憶に残っています(笑)

今回はバローロの基本的な情報もおさらいしつつ
バローロ・ブリッコ・マンゾーニの魅力に迫っていきたいと思います!


ぜひ、最後までお付き合いください!


============================

Barolo Bricco Manzoni D.O.C.G.(Fratelli Ferrero ) 2015
バローロ ブリッコ・マンゾーニ(フラテッリ・フェッレーロ)

============================

生産国:イタリア ピエモンテ
品種:ネッビオーロ
ALC:15%
販売価格:¥13,128


⭐︎購入はこちらから⭐︎




ではまずは、バローロの基本的なところからおさらいしていきましょう!

バローロはピエモンテを代表する品種”ネッビオーロ”で造られます!
鮮やかで明るい色調を呈しますが
色調から想像する以上の強いタンニンを持つのも特徴の一つです。

また、下記を見てもわかるとおり
ブルゴーニュワインとの類似点も多いことも特徴として挙げられます。

類似点
①ネッビオーロとピノノワールは高貴な品種として扱われる。
②ブルゴーニュ同様に土壌がモザイク状であり、村ごとの個性が際立つ。
③アロマティックで華やかなワインが出来上がる。

これほどの類似点がありながら
ブルゴーニュワインほどの高騰は未だ見せておらず
ワイン愛好家、特にブルゴーニュワイン愛好家からの熱い視線が注がれています!
(ブルゴーニュワインのように高騰する前に買っておくべきか!?)



では次に味わいについて!
特徴は大きく3つあります!



①熟成を感じさせる外観
→全体は透き通ったルビー色だが縁が若干オレンジがかっており
良い熟成をしていることがうかがえる。


②多様な香り
→果実系の香りが基本だが黒系・赤系どちらも感じられ、
熟成に伴い葉巻のようなニュアンスも。


③こなれた味わい
味わいはまだまだ若々しさが残るが、エレガントな印象。
ネッビオーロらしい強いタンニンと酸味も感じられ熟成ポテンシャルも高い。


いかがでしょうか!
若いネッビオーロ、特にバローロは
若いうちは渋みが強く抵抗のある方もいらっしゃるかと思います。
しかし、今回ご紹介したバローロは
若い状態を抜け、あらゆる要素が丸みを帯びてきており非常にエレガント!
これから秋になり気温も下がってくる夜にはピッタリのワインですね!

イタリアワインなのでもちろん、イタリアンとの相性は抜群!
特にランゲ地方の特産である白トリュフとは素晴らしい
マリアージュになります!
白トリュフは10月頃にレストランで楽しめるので
持ち込んでみるのもありですね!



では最後に生産者であるフラテッリ・フェッレーロについて
ご説明を差し上げます!

歴史は19世紀初頭に遡り、
現在のオーナーであるレナート・フェッレーロ氏の祖父が
ラ・モッラ村のアンヌツィアータ地区でワイン造りを始めました。
彼らはその当時から高品質のネッビオーロ種のワインを瓶詰めしていました。
古くは1933年に受賞歴が残っており、ここが銘醸地であることを物語っています。
その後、フィロキセラや第二次世界大戦により
畑は壊滅的な被害を受けましたが、
レナート氏の父親であるロレンツォ氏がアメリカ台木を使い、
接ぎ木を行い、再びネッビオーロ種から素晴らしいワインを造ろうと植樹を開始。
しかしながら、父ロレンツォ氏は1966年に早すぎる死を迎えます。
復興に向けて動き出したばかりでした。
この頃からピエモンテのみならず、
海外でもバローロの名声が確固たるものとなり、
若いレナート氏は父の意思を引き継いで
全身全霊をかけてワイン造りに取り組む決意をしました。


今回は以上となります!
最後まで読んでいただきありがとうございます!


(文:こういちろう)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA