108種類徹底解説 No.32 < ショイァマン ロゼ/ドイツ>
Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!
今回はドイツより
『ショイァマン ロゼ』のご紹介です!
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ロゼ(ショイァマン)2021
Rose (Scheuermann)
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ドイツ ファルツ
ブドウ:ピノノワール80%、メルロー20%
ロゼワイン 辛口
ALC: 12.0%
ドイツで2番目に大きなワイン生産地、ファルツにてワイナリーを営むショイァマン兄弟。
「可能な限りピュアでエネルギーに溢れたワインを造りたい。しかし、それを追求するがあまりこの土地の味わいをワインに反映させられないということは避けたい。」と環境を重視したブドウ栽培を行っています!
【ファルツについて】
ドイツでは、最大のラインヘッセンに次ぐ、2番目に大きいワイン産地。
※範囲はちょうど赤い印くらいのイメージです。
ドイツでは最も乾燥した気候で、非常に温暖な年には、水不足になることもあります。
リースリングが一番広く栽培されていますが、ドルフェンダーやシュペートブルグンダー、ミュラートゥルガウなどなども広く栽培されています。
南端はフランス国境に接しており、西のハールト山地からライン川に向かって続く平野に広がっています。
甘口が主流でしたが、1990年後半からは辛口ワインが増えてきました。
この地を代表する生産者には、Burklin-Wolf(ビュルクリン・ヴォルフ)、Friedrich Becker(フレードリッヒ・ベッカー)やVon Winning(フォン・ウィニング)などがいます!
【独特な製法】
こちらのワインは、このヴィンテージのみ産膜酵母で熟成させる方法でワインを造っています!
産膜酵母とは・・・
シェリーやヴァンジョーヌのように、樽熟成の際にわざと捕酒をせずに酸化熟成をさせるワインで活躍する酵母。アルコール発酵後にワインの表面に浮かび上がって白い膜をつくり、ワインに独特の風味を与えます。
そんな産膜酵母を形成した状態で12ヶ月間の熟成を経て、その後、粗いフィルターを掛けボトリングされます。
外観は淡いややオレンジよりのサーモンピンク。
サワーチェリー、アセロラなどの明るい赤系果実のフルーティな香りに交じり、産膜酵母熟成由来の少し酸化的なニュアンス、ナッツやパン、酵母などの複雑な香り。
酸味は高くエレガントで、ドライですっきりとした味わいで、旨味が余韻に広がります。
ほかのヴィンテージも試飲したことがありますが、ロゼらしい非常にチャーミングなテイストでした。
一方こちらは、そのチャーミングさに加え、複雑さと旨味を伴った面白いワインです!!
また、陶器に入ったこちらのお洒落なボトルは、このまま花瓶やフレグランス容器などにもお使いいただけちゃいます♡
ショイァマンの造る人気のロゼ、数量限定です!!
※ワインは違うものですが、雰囲気は伝わるかと思います(^^)
Glass¥1,200/60cc ¥2,300/120cc
Bottel販売¥6,444(税込)
ぜひお試しくださいね♪
最後までご愛読ありがとうございました!!
では、店頭でお会いしましょう('ω')ノ♪
(文:このみ)