毎週末開催! Aoyama Wine Base ブラインドテイスティング開催!! ~第37回 解答&コメント〜
2 glass/¥2,200(税込)
使用グラス:ISOグラス
【第37回開催日】 7/26(金)~ 7/28(日)開催
【結果発表】 日曜の21時以降、Instagramにて発表
【優勝者得点】 最高得点者1名様は!
次回ブラインドテイスティング参加無料
ゲーム感覚でお気軽にお越しください♪
営業時間内でしたら何時でもOKです。
※ニックネームでもご参加いただけます (^^
☆日本一ねじ曲がったソムリエ・エクセレンスが出題w
考えすぎず、純粋にブラインドを楽しんでください!
【第37回 出題ワイン】
①ロゼワイン
ジャナ・ロサート(カステル・デンクス)
Jhana Rosat (CASTELL d'ENCUS)
国:スペイン カタルーニャ州
VT:2018
品種:メルロ90% プティ・ヴェルド10%
味わい:辛口
Alc: 13%
参考価格:8,800円
カステル・デンクスのオーナー兼醸造家は
スペインワイン界で誰からも別格視される
偉大なる醸造家のラウル・ボベが腕をふるいます。
ジャナとはサンスクリット語で瞑想の一種を意味するそうです。
ワイナリーのあるパリャルス・ジュサは静寂・隠遁の地。
気軽なロゼではなく、長熟のポテンシャルのある複雑さのある
ロゼ造りを追求しできあがったワインです。
②赤ワイン
バルバレスコ パイエ(プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ)
Barbaresco Paje (Produttori del Barbaresco)
国:イタリア ピエモンテ
VT:2001
品種:ネッビオーロ
味わい:フルボディ
Alc:14%
参考価格:25,000円
イタリア、ピエモンテに本拠を置くワイン生産者組合、
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ。
ロバート・パーカー氏に
「世界のどの協同組合よりも高水準のワイン造りを継承している」
と言わしめる偉大な組合であり、
彼らが手掛けるワインは高品質でありながら
コストパフォーマンスに優れていると定評がある造り手です。
🏆優勝 えがす 様🏆
おめでとうございます!!
次回ブラインド参加無料となります!
さて!
第37回目のテイスティング結果と筆者感想です!
(筆者もブラインド参加 ※順位にはいれてません)
①ロゼワイン
淡い赤果実系の香りと少し花のニュアンスが特徴的。
オレンジワインも考慮したが、
香りの主張が強くない点でロゼワインに。
酸が豊富でフレッシュな印象。
ベリー系の果実味が白ワインとは違うアクセントとなっている。
あまりロゼは飲まないが
酸がしっかりしており、フレッシュな印象が強かったため
ドイツ ピノノワールにしました!
<正解>
スペイン・メルロー
いやー、、正直なところ
黒果実系は無いと思っていました(笑)
しかし、ピノノワール100%で造られた
ロゼスパークリング(極力泡を飛ばして)と比較してみると
確かにメルローの方がボリューム感を感じられました!
皆さんの回答でもピノノワール、グルナッシュと
様々な回答が見られました!
<出題者より>
ロゼワインは、初めての出題でしたが、メルローと正解されている方もいらっしゃいました。
ロゼの見分け方は、色彩で見分けるのがよいと思います。
一概にはいえませんが、
ピノノワール→色付きづらいので灰色のようなグリ色が多い。
グルナッシュ→色合いが出やすいので濃いピンクの色合いが多い
メルロー→淡いサーモンピンクの色合いになりやすい。
色合いは皮からのキャラクターがよく出ていると思います。
ロートリングされたら、もうわかりませんが笑
今回、出題のロゼは、
メルロー主体で明るくサーモンピンクのような淡い色合いでした。
メルローのロゼは、今回のような色合いが多く、
また他のロゼよりもボリューム感やアルコールを感じます。
個人的には、アメリカのメルローの
ロゼワインを思い起こされるようなフレッシュでクランチーな
赤色のベリーを思わせる味わいでした。
発酵はステンレスタンクですが、
熟成は樽にて行われるので、バニラやキャラメルを思わせるニュアンスもありました。
②赤ワイン
外観は淡いルビーで、
縁がオレンジがかっており熟成していることが伺える。
香りは赤系果実の香りと動物的なニュアンス、なめし皮など
熟成によって複雑性も。
緻密だが強いタンニンが感じられ熟成する前は
相当パワフルなワインだったと予想。
ということでイタリア・ネッビオーロにしました!
<正解>
イタリア・ネッビオーロ
こちらは正解された方も多かったですね!
ただヴィンテージを悩まれた方が多かったようで2015年前後を
選ばれている方が多かった印象です!
価格の予想も¥5,000〜30,000と幅広く、
飲む人の経験、コンディションにおける
味わいと価格の相関関係が目に見えて、興味深いものとなりました!
<出題者より>
赤ワインは、2001年のバルバレスコ ネッビオーロでした。
熟成による酸化的なオレンジのニュアンスがあり、
色合いにオレンジのグラデーションがでていたことから、
ヴィンテージは分からずとも、
古いバルバレスコであることは容易に当てられたようで、
ピエモンテ ネッビオーロと書かれてる方が多かったです。
サンジョベーゼと書かれている方も何人かいらっしゃったのですが、
個人的には、タンニンの舌触りがこの二つの品種は、大きく異なるのかなと思います。
熟成したネッビオーロは、普段の印象と異なり、
より味わいの数が多く、楽しいワインだったのではないでしょうか??
熟成したワインと若いワインの差はやはり、味わいの数だと思います。
熟成するとより、ドライなイメージになり、
フルーツもフレッシュなものから乾いたものを思わせることが多くなります。
酸味もダイレクトに感じるというよりは、穏やかに口の中に広がっていきます。
今回、熟成したネッビオーロを楽しんだ方は、
ぜひ、忘れないうちに若いヴィンテージのもネッビオーロ飲んでみてください。
ちなみにバローロとバルバレスコだと土壌も異なるので、
どちらかというとバローロのタンニンの方がざらついていて力強く、
バルバレスコの方がきめ細かく柔らかいかと思います。
さて!今回も楽しんでいただけましたでしょうか♪
ブラインドは、ワインを当てることも大切ですが、先入観なくワインを楽しむ!!
そんなことをお伝えしたくて、やっている企画でもあります。
世界の素晴らしいワインを¥2200でお二つ楽しめますので、
ぜひ、飲みにいらしてくださいね。
Aoyamawinebase では、常に世界の108種類のグラスワインが60mlから楽しめます。
ぜひ、世界のワインの個性を飲みにいらしてくださいね。
では、また来週お会いしましょう♪
(文:こういちろう)