108wines徹底解説 No.10 <ブラウフレンキッシュ サパリ/ ウヴェ・シーファー/ (オーストリア)>AOYAMA WINE BASE
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Blaufraenkisch Szapary (Uwe Schiefer) 2014
ブラウフレンキッシュ サパリ(ウヴェ・シーファー)
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オーストリア ブルゲンラント州 アイゼンベルグDAC
ブドウ:ブラウフレンキッシュ
赤ワイン フルボディ
ALC:13%
ウヴェの単一畑でも、透明なミネラル感が秀逸な「サパリ」の2014年のバックヴィンテージです!!
外観は、中程度のガーネット色で、少し熟成感がみられます。
レッドチェリーやレッドプラムなどの赤系果実に、黒スグリやブラックベリー、紫蘇、黒胡椒などのスパイスなどの香りに、熟成によるドライローズや土などの香り。
なめらかな質感にきめ細かいタンニン、上品な果実味にしっかりとした骨格、やや高い酸がバランスよく合わさります。
ブラウフレンキッシュとはどんな品種??
オーストリアの黒ブドウで、栽培比率2位の国を代表する品種。
シノニムは、フランコフカ。
晩熟品種で、栽培地域は限定される。
一般的には、カシスやブルーベリー、チェリーにミント、クローブ、黒胡椒などのスパイスの香りが特徴的で、酸味は高く、強靭なタンニンを備えます。
長期熟成にも向く、ポテンシャルのあるブドウ。
ブルゲンラントはどんな産地??
ハンガリーとの国境に沿った、オーストリアの東に位置。
高品質甘口ワイン(州北部のノイジードラーゼ湖周辺)と赤ワインで知られる産地です。
ワイナリーが位置するアイゼンベルクDACは、温暖な気候がもたらす豊かな果実味と、若干降水量が多いことによって、なめらかな質感をもたらします。
アイゼンとは、「鉄」という意味で、その名の通り、ミネラル感あふれる味わいに仕上がります。
ホイリゲ解禁日の時期(11月11日の新酒)は、ガチョウの丸焼きが伝統的に食べられるみたいですが、
その他タンシチューやチキンのトマト煮込み、赤身のステーキなどにも合わせやすいと思います◎
以下、インポーター資料より転載です↓
アルコール度数:13% 総糖:1.0g/l 総酸:6,0g/l
樹齢:19-58年 土壌:鉄を含む粘土、グリーン・シスト、クオーツ 面積:5ヘクタール
醸造:手摘みで10月中旬に収穫、除梗、ステンレスタンク及びオープンタンクにて野生酵母による自然発酵22日間、30ℓの大樽に移され、36か月熟成。
無清澄、無濾過、ボトリング時、少量のSO2を使用。
10か月間ボトル熟成後リリース。
アイセンベルクきってのグリーン・シスト土壌畑は、オーストリアの“ロマネ・コンティ”ともたとえられており、彼の代表する単一畑サパリから、特別に葡萄を選定したセレクションシリーズ。(SelectionのS) 森のベリーサワーチェリー、ダークフルーティーなアロマ。エレガントでパワフルなボディですが、非常にバランスが良く、エレガント。
土壌由来のミネラルとフレッシュで綺麗な酸、細かなタンニン。
フィネスの完璧さと長い余韻。ローヌ北部のシラーを彷彿。20年以上の熟成のポテンシャル。
店内でもお楽しみいただけます☆
Glass ¥1,300/60cc ¥2,500/120cc
ボトル販売¥9,548
それではまた、次回の投稿をお楽しみに('ω')ノ♪
(文:このみ)