108種類徹底解説 No.52 < DB4・レッドワイン ブレンド / ブライアント・ファミリー (アメリカ)>
Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!
今回はアメリカより
『DB4 レッドワイン ブレンド』を紹介します!
あのカルトワインとしても名高いブライアント・ファミリーの
セカンドラベルとして位置付けられているこちら!
108ってグラスワインのラインナップですよね?
という声が聞こえてきた気がします!(笑)
そう!Aoyama Wine Baseでは
ボトル¥40,000超えがグラスで飲めちゃいます!!
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DB4 Red Wine Napa Valley(Bryant Family )2021
DB4 レッド ワイン ナパ ヴァレー(ブライアント ファミリー )
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生産国:アメリカ ナパヴァレー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 、 カベルネ・フラン 、
プティ・ヴェルド 、 メルロー
ALC:14.9%
販売価格:¥42,966(税込)
まず最初にアメリカ・ナパヴァレーについて
簡単におさらいしておきましょう!
元々、ナパ・ヴァレーには多くのブドウが自生していました。
そんな中、ワイン用ブドウの栽培が始まったのは1839年。
1861年にナパ・ヴァレーで初めて商業ワイナリーを創立されたのち、
今でもカリフォルニアワインを代表するような名ワイナリーがいくつも誕生しました。
(代表例としてシュラムスバーグ、ベリンジャー、など)
ナパ・ヴァレーが位置するのは、
アメリカ・カリフォルニア州北部、サン・フランシスコから車で約1時間の距離。
ナパを含むカリフォルニア全体は地中海性気候となっており、
雨は冬に集中し、ブドウの生育期にはほとんど雨が降らない、まさに理想的な環境。
また土壌の種類も非常に豊富であることが知られており、
一説によると、世界の土壌パターンの約半分があると言われています。
その種類数はざっと見ても30種以上。
隣接する区画でも土壌が異なることは珍しくありません。
では次に味わいについて見ていきましょう!
特徴を外観・香り・味わいの
3つの項目に分けて見ていきたいと思います!
・外観
非常に濃いダークチェリーレッド。
縁が若干紫を帯びており、色調からボディのあるワインだと推測できる。
・香り
樽のニュアンスに、ブルーベリー、カシス、スパイシーなニュアンスも。
インクのような香りも感じられ、要素が非常に多い。
・味わい
濃い果実味が口全体に広がり、正にアメリカワイン!といった印象。
余韻は非常に長く、特にスパイスの香りとミネラルの余韻が
重たい印象を緩和し、まとまりのある印象に。
いかがでしょうか!
特筆すべきは香りの部分!
要素が多く、スワリングの度に様々な香りが
顔を覗かせてくれるので集中してワインと向き合うことができます!
味わいもイタズラに濃いわけではなくミネラルも感じる造り。
濃くてエレガント。という対極の要素を併せ持っていました!
単体でも、もちろん楽しめるワインですが
赤身肉が欲しくなってきましたね(笑)
濃い果実感が魅力のワインなので
ヒレのステーキ肉との相性は抜群だと思います!
では最後に生産者であるブライアント・ファミリーについて解説していきます!
ブライアント・ファミリーは
ドナルド・L・ブライアントJr.氏が1980年代後半に設立。
5haの畑を取得したのは、今注目を集める「プリチャード・ヒル」地区です。
アトラス・ピークとハウエル・マウンテンにか挟まれた地区で、
シャペレ―、コルギン、コンティニュアムなどがワイナリーの有名どころ。
しかし設立当時にあったのはシャペレ―だけで、
ドナルドに先見の明があったといえます。
1992年にワインメーカーとしてヘレン・ターリー氏を招へい。
ファーストヴィンテージ翌年の1993年にはパーカーポイント97点。
1997年ヴィンテージでパーカーポイント100点を獲得して、カルトワインの地位を確立します。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
(文:こういちろう)