108種類徹底解説 No.51 < ボジョレー・ヴィラージュ プリムール / メゾン・ルロワ (フランス)>
Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!
今回はフランスより
『ボジョレー・ヴィラージュ プリムール』を紹介します!
11月といえば、、、そう!
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁ですね!2024年は11月21日に解禁!
毎年、大盛り上がりを見せるボジョレー・ヌーヴォーに向けて
復習も兼ねてご紹介していきます!
しかも今回ご紹介のボジョレーはメゾン・ルロワ。
果たしてどんな味わいなんでしょうか!
ぜひ、最後までお付き合いくださいませ!
======================
ボジョレー ヴィラージュ プリムール(メゾン・ルロワ) 2023
Beaujolais Villages Primeur (Maison Leroy) 2023
======================
フランス ブルゴーニュ
ブドウ:ガメイ
赤ワイン ミディアムボディ
ALC:13%
⭐︎購入はこちらから⭐︎
まず最初にボジョレー・ヌーヴォーについて簡単におさらいしておきましょう!
ブルゴーニュ地方南端に位置するボジョレー地区から
ガメイ100%で造られ、もぎたてのフルーツのようだとも
表現されるほど、フレッシュな赤ワインになるのが特徴!
"Nouveau"(ヌーヴォー)とはフランス語で"新しい"の意。
つまり、ボジョレー・ヌーヴォーはボジョレー地区で
その年に収穫したブドウから造られる新酒を指します。
古くは地元のブドウ農家が豊作を祝うための
お酒として造られていたそうです。
ちなみに、新酒=ボジョレーとイメージが定着していますが
他の国にも同じく新酒は存在します!
その代表例が以下の4つ!
・イタリアの新酒『ヴィーノ・ノヴェッロ』
・ドイツの新酒『デア・ノイエ』
・スペインの新酒『ビノ・ヌエボ』
・オーストリアの新酒『ホイリゲ』
あまり日本では見かけないものもありますが
ヌーヴォーの飲み比べも楽しそうですね!
では次に味わいについて見ていきましょう!
特徴を外観・香り・味わいの
3つの項目に分けて見ていきたいと思います!
・外観
濃いルビー色。紫がかっているとも表現できそう。
少なくとも若い状態は少し抜けている。
・香り
赤果実系の香りが特徴的だが、主張が強いわけではなく
他にもバラなど華やかな香り。
・味わい
熟した果実のニュアンスが特徴的。
残糖とは違った甘いニュアンスも感じられる。
いかがでしょうか!
ボジョレーはヌーヴォーのイメージが強く
フレッシュで軽快なワインをイメージしていましたが
ほぼ真逆の印象でした!
特に味わいについては、甘やかな印象だが
後をひくことはなく上品なイメージを持ちました!
まさにエレガントなワインといった感じです!
では最後にメゾン・ルロワについて解説していきます!
メゾン・ルロワは、マダム・ルロワ(※)のテイスティングにより
買い付けた良質なワインだけを、飲み頃になるまでルロワ社のセラーで
熟成させたコレクションのことを言います。
ブルゴーニュで最も高価なワインの一つとして知られる、
ルロワのドメーヌものに対して、ネゴシアンものは、
要素がやや控え目ですが比較的リーズナブルと言えます。
しかし、その品質はやはり驚異的で、
十分に水準以上の品格ある味わいをお楽しみいただけます。
(※)
マダム・ルロワは並外れたテイスティング能力によって
作り出すワインはもちろん、買い付けのワインにおいても
より完璧なものへと近づけています。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
(文:こういちろう)