108種類徹底解説 No.48 < ライクス ピノタージュ プライベートセラー / ライクス (南アフリカ)>
Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!
今回は南アフリカより
『ライクス ピノ・タージュ プライベートセラー』を紹介します!
南アフリカってワイン作ってたんだ!
という声が聞こえてきそうな気がします(笑)
南アフリカは経済・文化・医療など、様々な面で
非常に高度な発展を遂げておりワインもその一躍を担っています。
南アフリカのワインの特徴も踏まえ解説していきますので
どうぞ、最後までお付き合いください!
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RIJK'S Pinotage Private Celler (RIJK'S) 2019
ライクス ピノ・タージュ プライベートセラー(ライクス)
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生産国:南アフリカ
品種:ピノタージュ
赤ワイン ミディアムボディ
ALC:14.5%
販売価格:¥6,343(税込)
まず最初に産地である南アフリカについて簡単に見ていきましょう!
国の特徴として多民族国家であり、
様々な人種・文化・言語が入り混じる南アフリカ。
その多様性から「虹の国」の異名を持ちます。
1994年のアパルトヘイト撤廃後からは積極的な輸出を行い
ヨーロッパからアジアへと、その販路は拡大しています。
そして南アフリカワインは主に以下の3本の柱から構成されています。
・伝統と革新の融合
(新しい品種などに寛大な国民性と規則)
・環境と人に配慮したワイン造り
(近代的かつ独自で環境に配慮した規則の制定)
・オールド・ワインプロジェクト
(古樹に対する熱心な保護)
特に環境への配慮は国を上げて取り組まれており、
サスティナビリティなワインといえば
南アフリカの名前が上がるほど、認知度も高くなっています。
では次に使用品種であるピノタージュについても見ていきましょう!
ピノタージュは南アフリカの代表的な品種の筆頭であり、
国内外で国際品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンと同様に
高い評価を得ています。
1925年にピノ・ノワールとサンソー(=エルミタージュ)の
交配によって誕生し、それぞれの品種の名前の半分ずつを取って
ピノタージュと名付けられました。
また南アフリカワインのラベルには
”ケープ・ブレンド”の表記を見ることがありますが
これはピノタージュを主体に、その他のブドウ品種をブレンドした
ワインのことを指しています。
では最後に気になる味わいについて見ていきましょう!
特徴を外観・香り・味わいの
3つの項目に分けて見ていきたいと思います!
・外観
濃いルビー色。
濁りなどはなく透き通っており若い印象。
・香り
熟した果実の香りが特徴的。主にブラックベリーなど。
温度が上がるにつれて黒胡椒などのスパイスのニュアンスも感じられる。
・味わい
引き締まった酸味と凝縮感のバランスが良く
少し甘味も感じられる。
余韻には若干だが苦味も感じられ、さっぱりとした印象。
いかがでしょうか!
飲んでみての第一印象はすごく落ち着いたワインだなー
といった印象でした!
他の新興国(中国やインドなど)と比べると特にそう思います!
バランスに優れたライクスのピノタージュ。
肉料理に合わせると素晴らしい相性だと思います!
シンプルな赤身肉というよりはソーセージやハンバーグなど
少し味を加えた肉料理との相性が良さそうです!
では最後に生産者であるライクスについてご紹介します。
ネヴィル・ドリントン氏がケープ・タウンで20年間働いた後、
「第二の人生を田舎で暮らそう」と思い立った時、
健啖家であったことから、ブドウ栽培をしようと決意しました。
タルバッハは、スワートランドよりやや内陸寄りにあり、
カルトワインの産地となっています。
土壌をリサーチをし、136 haの手つかずの未開墾の土地に決定し、
灌漑し1996年にライクスを設立しました。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
(文:こういちろう)