108種類徹底解説 No.46 < ツヴァイゲルト / マラート (オーストリア)>

Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!

今回はオーストリアより
『ツヴァイゲルト フルト』を紹介します!
オーストリアといえば音楽の都”ウィーン”が有名ですね!
ワインは固有品種が世界的に高い評価を得ており、
今回ご紹介するツヴァイゲルトも高評価を受けていますので
品種の解説も交えて解説していきたいと思います!

どうぞ、最後までお付き合いください!

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Zweigelt (Malat) 2019
ツヴァイゲルト (マラート) 

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オーストリア ニーダーエスタライヒ州 クレムスタール
ブドウ:ツヴァイゲルト
ALC: 13.0%
販売価格:¥3,052(税込)

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まず最初に産地であるオーストリアについて簡単に見ていきましょう!

オーストリアはヨーロッパ大陸のほぼ中心に位置し
ドイツやイタリアなどワイン生産の盛んな国とも国境を接しています。



気候は冷涼気候に分類され、
北からの冷たい風や、南の地中海から吹き込む湿度を含んだ風、
西のアルプスからの冷たい風などが
栽培地域の気候に大きく影響し、このような条件からは
美しい酸と輪郭がはっきりとしたワインが生み出されます。






では次にツヴァイゲルトについても見ていきましょう!

ツヴァイゲルトはオーストリアで1922年に
ブラウフレンキッシュとサン・ローランを
交配して作られた品種で、耐寒性に優れています。
やや強めのタンニンと穏やかな酸、フルーティーな味わいが特徴。
また日本でも栽培されており耐寒性に優れているため
北海道などで栽培されています。





では最後に気になる味わいについて見ていきましょう!
特徴を外観・香り・味わいの
3つの項目に分けて見ていきたいと思います!


・外観
色調は濃いダークチェリーレッド。
縁に行くにつれて明るく、フレッシュな印象。


・香り
黒系果実の香りが特徴的で野生的なニュアンスも感じられる。
外観の印象とは裏腹に少し熟成したニュアンス(シナモンの香り)も。


・味わい
酸味がしっかりと感じられ、果実味とのバランスが良い。
タンニンはツヴァイゲルトにしては穏やかで飲み疲れの心配もない。


いかがでしょうか!
他のツヴァイゲルトとは違い繊細でバランスの取れた
ワインに仕上がっていますね!
外観の印象とのギャップも新しい発見で面白かったです!



繊細な味わいなのでトマト系の料理や
赤身のお魚(マグロなど)であれば相性が良さそうです!
秋の夜長のお供に是非ともご賞味ください!




では最後に生産者であるマラートについてご紹介します。

オーストラリア・ニダーエスタライヒ地方、
クレムスタール地区フルト村で評価の高い生産者。
創業は16世紀で、現当主ミヒャエル氏は9代目。
素晴らしい区画を多数所有し、凝縮感のある味わいで知られています。
北海道でも栽培されているツヴァイゲルト種からの赤は、
果実味に完熟したタンニンが調和したバランスの良い味わいです。
北海道のツヴァイゲルト種との違いをお試しください。


今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます!


(文:こういちろう)

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