108種類徹底解説 No.39 < フィタプレタ・ア・ラランジャ・メカニカ/フィタプレタ(ポルトガル)>
Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!
今回はポルトガルより『フィタプレタ』のご紹介です!
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Fitapreta A Laranja Mecanica (Fitapreta) 2020
フィタプレタ・ア・ラランジャ・メカニカ(フィタプレタ)
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生産国:ポルトガル アレンテジャーノ アレンテージョ
品種:アリント、ロウペイロ、ヴェルデーリョなど7種
オレンジワイン 辛口
ALC:12.5%
フィタプレタは、醸造家アントニオ・マサニータが⺟⽅の故郷として縁のあるアレンテージョで⽴ち上げたプロジェクトです。
2004年、世界各地の有名ワイナリーで経験を積み帰国したばかりの彼が、この地でイギリス人コンサルタントとともに造ったワインがインターナショナル・ワイン・チャレンジ(ロンドン)でアレンテージョ・トロフィーを受賞したことを契機に本格的に始動しました。
ワイン名の“ラランジャ・メカニカ”は機械じかけのオレンジの意味で、映画「時計じかけのオレンジ」にかけた名前が付けられたワイン。
こちらの映画、ご存じです??!笑
【アレンテージョについて】
ポルトガル南部の大部分を占めるエリアで、東はスペイン国境と接しています。
様々な農作物が育つエリアで、ブドウの栽培面積は、わずか5%ですが、優れた赤ワインの産地として確立されています。
また、コルク樫も植えられており、世界有数のコルク産地としても有名です!
大陸性気候が混在する乾燥した地中海性気候で、年間⾬量は約 600㎜、成⻑期の⾬量は年全体の約15%以下に過ぎません。
ブドウ畑は標高200-300ⅿの丘陵地に広がり、昼夜の寒暖差が大きく、上質な高い酸が保たれます。
そして収穫期の9-10月は気温が下がり湿度は上がるため、ブドウは時間をかけてゆっくり熟します。
土壌は場所により、粘土、⽚岩、花崗岩、砂利、⽯灰岩と多様性に富んでいます。
【テクニカル&テイスティングコメント】
ブドウを優しくプレスしてフリーラン果汁と10-15%の果汁が残るマストに分けたうち、マストを7日間果皮浸漬して再度圧搾、発酵したオレンジワイン。発酵中はSO2無添加、無濾過。
シロップ漬けのオレンジやカリン、蜜などの芳醇な香りに微かな熟成香。
辛口ですが、蜜のようなたっぷりとした甘酸っぱい果実味と酸の中にまろやかさも感じられ、オレンジワインらしいしっかりとした骨格が奥行きをもたらし、満足感のあるテイスト。
7種類の品種をブレンドしているので、非常にバランスの取れた秀逸なオレンジワインだと思います!!
個人的には、最近飲んだオレンジワインの中では、ダントツ1位の美味しさです_(_^_)_
このクオリティで5000円以下!というのもうれしいポイントですね!!
こちらはおでんを始めとする出汁系の和食全般、出汁をきかせたたこ焼き、チーズなどと相性抜群です◎
ソースは少なめ or 明石焼きがおすすめです♪
当店でもお楽しみいただけますよ♡
Glass ¥1,100/60cc ¥2,100/120cc
Bottle購入 ¥4,910(税込)
店頭・オンラインショップでお待ちしております!
最後までご愛読ありがとうございました('ω')ノ♪
(文:このみ)