毎週末開催! Aoyama Wine Base ブラインドテイスティング開催!! ~第40回 解答&コメント〜
2 glass/¥2,200(税込)
使用グラス:ISOグラス
【第40回開催日】 8/16(金)~ 8/18(日)開催
【結果発表】 日曜の21時以降、Instagramにて発表
【優勝者得点】 最高得点者1名様は!
次回ブラインドテイスティング参加無料
ゲーム感覚でお気軽にお越しください♪
営業時間内でしたら何時でもOKです。
※ニックネームでもご参加いただけます (^^
☆日本一ねじ曲がったソムリエ・エクセレンスが出題w
考えすぎず、純粋にブラインドを楽しんでください!
【第40回 出題ワイン】
①白ワイン
Margaret River Semillon (Moos Wood)
マーガレット・リヴァー セミヨン(モスウッド)
国:オーストラリア 西オーストラリア州 マーガレット・リヴァー
VT:2001
品種:セミヨン
味わい:辛口
Alc: 14.5%
参考価格:7,800円
1969年に設立されたモスウッドは、
オーストラリアの高級ワイン産地
マーガレットリヴァーで2番目古い歴史を持つワイナリーです。
設立者で産科医のビル・パネル氏は、高級ワインで知られる
フランスのボルドーワインに負けない
カベルネソーヴィニヨン主体のワインを作る為、
マーガレットリヴァーにブドウの樹を植え、モスウッドを設立しました。
②赤ワイン
Bandol Rouge (Chateau de Pibarnon)
バンドール ルージュ (シャトー・ド・ピバルノン)
国:フランス プロヴァンス
VT:2015
品種:ムールヴェードル90%、グルナッシュ10%
味わい:ミディアムボディ
Alc:14%
参考価格:6,000円
プロヴァンス地方の港町、
マルセイユの東に位置するバンドール。
レスタンクと呼ばれるこの産地特有の
段々畑にブドウが植えられている。
この風光明媚な様に心を揺さぶられたのが、
アンリ・ド・サン・ヴィクトール。
1975年、50歳でパリにおけるビジネスを投げ打ち、
2年後、妻のカトリーヌとともに
バンドールのシャトー・ピバルノンを入手した。
🏆優勝 堀江拓郎 様🏆
おめでとうございます!!
次回ブラインド参加無料となります!
さて!
第40回目のテイスティング結果と筆者感想です!
(筆者もブラインド参加 ※順位にはいれてません)
①白ワイン
外観は少し濃いめのイエロー。
第一印象は野生的、化学的な、
などうまく表現ができない香り。
間違いなく熟成した何か、、、、
集中して香りをとると少しだが梨っぽいニュアンス。
味わいは甘いニュアンスと余韻に苦味も。
初めての香りだったのでそちらにばかり気が取られてしまい
気がついたら無くなっていました(笑)
消去法で個性の際立った品種ではないだろうと予測はできたので
最後はシャルドネ、ミュスカデ、セミヨンの3択に。
若干の甘味と苦味からチリ・セミヨンにしました!
<正解>
オーストラリア・セミヨン
オーストラリアは思いもしなかったですね(笑)
ただセミヨンを当てられたのは素直に嬉しい!
決め手となったのは甘味と苦味!
この2つが両立しているとセミヨンを選ぶことが多いような気がします!
皆さんの回答ではシャルドネ、アリゴテなどが見受けられました!
<出題者より>
白は、2001年 オーストラリア セミヨン
こちら、ブショネですか?
というお声もありましたが、
ブショネではなく、古酒独特の熟成からくる香です。
ブショネ問題はなかなか難しいところで、
ブショネ判定マシーンなんてあったら、いいなと
レストランで働いていたときから思っていたのですが、
ブショネ判定マシーンは、ないのでお店のソムリエの基準と経験が判断となると思います。
古酒になればなるほど、
飲み慣れている方が少ないので
判断に迷うことが多くなると思いますが、
今回、お店の判断はブショネでは
ありませんでしたので、お先に申し上げておきます。
コルク自体の質がよくないので、
現在ではモスウッドは、
スクリューキャップに切り替わっていて、
コルクの時代の珍しいコルク熟成の
オーストラリアのセミヨンをご用意させていただきました。
お店に数本在庫がありますが、
ボトル差が激しく、一つ一つ味わいが異なります。
古酒になればなるほど
ボトルコンディションに差がでますが、
そちらをマイナスと捉える方も多いですが、
古酒の個性と捉えられていただいた方が、
よりワインを楽しめるのではないでしょうか?
セミヨンらしい、レモンやカリン、
洋梨の香りがあり、熟成を重ねているので
コンポートのような甘やかなジューシーな香が出ています。
01年とかなり熟成していますが、
フレッシュな酸もまだ残っているのでまだまだ楽しめるワインだと思います。
熟成のニュアンスからくる甘やかを
シャルドネの樽熟成のニュアンスと捉えてる方が多かったのか、
シャルドネと書かれている方も多かったです。
その他、アリゴテ、サヴァニャン、シュナンブランなど。
シュナンブラン、セミヨンでは、
ボトリティスがついている場合がありますが、
その比率によってはカビっぽいニュアンスが目立つ場合もあります。
貴腐ワインもカビっぽいニュアンスが感じられますが、ブショネではありません。
②赤ワイン
外観は濃いラズベリーレッド。
赤系黒系果実の香りが全面に出ているが
若干、赤系果実の香りが優勢。
タンニンも強く果実味も豊か。
ボルドーでほぼ間違いないだろうが品種が難しい、、
カベルネ・ソーヴィニヨンだったらもう少し土っぽいだろうし、
メルロにしては果実味が弱い気が、、、
悩んでも仕方ないので
ボルドー・カベルネソーヴィニヨンにしました!
<正解>
フランス・ムールヴェードル
南仏だった!
あまり飲まない品種だったので
完全にスルーしてしまっていました、、、
思い返すとカベルネにしては赤系強すぎましたね(笑)
思い込みって怖いなーと実感したブラインドでした!
<出題者より>
赤はフランス バンドール 2015
シャトー・ド・ピバルノン。
とてもポテンシャルが高く素晴らしいワインで、
いつか出してみたいなと思っていたのですが、
マイナーな品種だからかムールヴェードルと
書かれている方はいらっしゃいませんでした。
レストランでは、とても使いやすい
コストパフォーマンスの高いワインだと思います。
グルナッシュが、少しブレンドされています。
グルナッシュと書かれている方が、
数名いらっしゃいましたが、
ガメイと書かれている方が結構多くいらっしゃいました。
ガメイ、わかります。
若いバンドールだと、口の中の水分を
全て持っていかれるようなタンニンを感じられますが、
熟成からタンニンがかなり滑らかになり、
カシスや赤いフルーツを連想させられるようなニュアンスが。
スターアニスや胡椒、ナツメグ、シナモン
かなりの数のスパイスを感じる複雑なワインでした。
ネレッロマスカレーゼ、ネビオーロ、
マルベック、シラー、メルローなどなど様々な解答がありました。
こちらもまだまだしっかりしたワインですので、
あと数十年熟成させても美味しいのではないのかなと思います。
さて!今回も楽しんでいただけましたでしょうか♪
ブラインドは、ワインを当てることも大切ですが、先入観なくワインを楽しむ!!
そんなことをお伝えしたくて、やっている企画でもあります。
世界の素晴らしいワインを¥2200でお二つ楽しめますので、
ぜひ、飲みにいらしてくださいね。
Aoyamawinebase では、常に世界の108種類のグラスワインが60mlから楽しめます。
ぜひ、世界のワインの個性を飲みにいらしてくださいね。
では、また来週お会いしましょう♪
(文:こういちろう)