108種類徹底解説 No.24 <ザ・スタンディッシュ / スタンディッシュ・ワイン(オーストラリア)>

Aoyama Wine Baseにてお楽しみいただける
108種類のワインを徹底解説していきます!

今回はオーストラリアから
『ザ・スタンディッシュ / スタンディッシュ・ワイン』をご紹介します!
オーストラリアワインの歴史は1780年代後半から始まり、
今では若い世代を中心にナチュラルワインのブームが起こるなど
短期間で多様な価値観から素晴らしいワイン造りが行われています。




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The Standish (Standish Wine) 2017
ザ・スタンディッシュ(スタンディッシュ・ワイン)

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オーストラリア 南オーストラリア バロッサ・ヴァレー
ブドウ:シラーズ
赤ワイン フルボディ
ALC:14.9%
販売価格:¥18,822(税込)

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シラーズの首都とも言えるバロッサヴァレー。
栽培面積は50%以上も占めているというのですから驚きです!
またオーストラリア最古のブドウ樹があることでも有名ですね!

ザ・スタンディッシュも樹齢約110年の古樹から採れたシラーズを使用しており
古樹由来の凝縮感を楽しんでいただけます!
それはそうと、古樹だと何がいいの?という質問をよくいただくので
簡単にまとめておきました!



【古樹のブドウは何が違う??】

①樹齢を重ねるごとに、実る房数が少なくなる傾向があり、
一房一房がたくわえるミネラル・栄養分が相対的に多くなります。
そのため、古樹ブドウの果汁によって作られるワインには複雑性と凝縮感が
若い樹よりも強くなると言われています。

②長年太陽にさらされ続けた樹に実る果実は
果皮が厚くなる傾向があることも知られています。
果皮と果肉の間に含まれる色素などの成分量が増えることで
そのため、色が濃く、骨格のしっかりとした力強いワインになります。

これらを踏まえて約110年という古樹の中でも高齢の樹から
造られているザ・スタンディッシュ。すでに逸品の気配がしますね(笑)
さらに!ここから収穫量まで制限しているというのですから驚きです、、

そんな逸品の気配漂うザ・スタンディッシュ。
次の3つの特徴があります!

①深いガーネットの色調。
→淵までしっかりと濃く、外観からも濃くしっかりとした印象が!

②色調からは想像できなかったエレガントな香り。
→最初に華やかな香りが鼻を抜け、その後に特徴的なスパイスのニュアンスが!

③期待を裏切らない凝縮感。
→少し甘味を伴ったリッチな果実感が口いっぱいに広がり、期待以上の凝縮感!



最近の酷暑では一杯目に!
というわけにはいかないパワフルなワインですが
クーラで体を冷やし、いざメインディッシュ!
といったタイミングにはベストなワインだと思います!
個人的には
塩胡椒でシンプルに焼き上げた赤身のお肉や
スパイスの効いた唐揚げなんかとも相性が良いと思います!

では最後に生産者である
スタンディッシュ・ワインについてご説明します!

「ザ・スタンディッシュ」は
バロッサヴァレーの地区に所有すグレノック地区の
シングルヴィンヤードから全て手摘みで収穫されます。
土壌は鉄鉱石交じりの赤い粘土質ローム。
隣接する畑ではペンフォールドの
トップレンジ「グランジ」へブドウを供給したりと
高いポテンシャルを秘めた素晴らしいシラーズが生まれる場所です。

バロッサヴァレーの異端児とも呼ばれている
ワインメーカーのダン・スタンディッシュ。
バロッサヴァレーの土地の個性を表わす
伝統的な「妥協のない」ワイン造りが彼の考え方。

今回は以上となります!
最後までお読みいただきありがとうございました!

(文:こういちろう)

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