毎週末開催! Aoyama Wine Base ブラインドテイスティング開催!!~第33回 解答&コメント
2 glass/¥2,200(税込)
使用グラス:ISOグラス
【第33回開催日】 6/28(金)~ 6/30(日)開催
【結果発表】 日曜の21時以降、Instagramにて発表
【優勝者得点】 最高得点者1名様は!
次回ブラインドテイスティング参加無料
ゲーム感覚でお気軽にお越しください♪
営業時間内でしたら何時でもOKです。
※ニックネームでもご参加いただけます (^^
☆日本一ねじ曲がったソムリエ・エクセレンスが出題w
考えすぎず、純粋にブラインドを楽しんでください!
【第33回 出題ワイン】
①白ワイン
Albarino (Fermier)
アルバリーニョ フェルミエ
国:日本 新潟
VT:2023
品種:アルバリーニョ
味わい:辛口
Alc: 12.5%
参考価格:8,250円
信濃川が注ぐ日本海にほど近い海岸砂丘に位置。
「海と砂のテロワールが育む新潟の個性溢れるワインを造りたい」との思いから、
脱サラして家族とともに東京から新潟へと2006年に移住。
「ワイン」はその土地の自然を現す農産物であるべきとの考えから、
「フェルミエワイン」とは、農家製のワイン(フランス語)を意味します。
②赤ワイン
Las Uvas de la Ira Garnacha (Daniel Gomez Jimenez-Landi)
ラス・ウバス・デ・ラ・イラ・ガルナッチャ (ダニエル・ゴメス・ヒメネス・ランディ)
国:スペイン / カスティーリャ・イ・レオン州
VT:2019
品種:ガルナッチャ100%
味わい:ミディアムボディ
Alc:14.5%
参考価格:5,500円
ボデガス・ヒメネス・ランディは
ダニエル・ゴメス・ヒメネス・ランディとホセ・ヒメネス・ランディの
従兄弟同士で立ち上げたワイナリー。
醸造家のダニエルは『世界一のガルナッチャをつくる』という夢をもち、
少量生産で最上のワイン造りを求め、ホセは高品質だが
生産量もある程度ある安定したボデガ運営を求めました。
🏆優勝 Signature のさく 様🏆
おめでとうございます!!
次回ブラインド参加無料となります!
さて!
第33回目のテイスティング結果と筆者感想です!
(筆者もブラインド参加 ※順位にはいれてません)
①白ワイン
外観は淡いイエロー。
柑橘、青リンゴの香りが特徴的で少し白い花の香りも。
アルコールは比較的強めで酸も高い。
終始、フレッシュな印象だが余韻に苦味を伴った旨みもある。
ペトロールは無いのでリースリングではない、、、
甲州かアルバリーニョ、もしくはピノグリか(苦味があったので)
微かに感じ取れた白い花の香りを信じて
スペイン・アルバリーニョにしました!
<正解>
日本(新潟)・アルバリーニョ
日本だったかー!
大分・安心院のアルバリーニョを直近で飲んでいたせいか
金木犀のニュアンスを感じ取れず日本を除外してしまった、、失敗!
思い返してみるとスペインのアルバリーニョだともう少しミネラルだったり
塩味を感じるのかなと思います!
<出題者より>
今月、現地にお伺いしてきた、
新潟のフェルミエさんのワインをセレクトしました♪
フェルミエが位置するのは越前浜。
日本海に近いあの辺りは、海岸のようなさらさらした
砂地の土壌が広がっており、滑らかなワインを産みだします。
ワイナリー周辺の自社畑では、
アルバリーニョが垣根仕立てで植えられていますが、
そこから車で40分程にある新飯田の自社畑では、
スペインのリアスバイシャス同様、棚仕立てのアルバリーニョが栽培されています。
今回は、棚仕立ての方をブラインドでお出ししました!
アルバリーニョ(スペイン/日本/ポルトガル)と答えた方は4名様、
その他の解答はソーヴィニヨンブラン、甲州、ケルナーなどが見受けられました。
グレープフルーツなどの柑橘、洋梨、
トロピカルフルーツ、ハーブやミネラルなどの香りに吟醸香。
垣根のアルバリーニョに比べ、樹勢が強く、横にふくらみのある味わい。
酸味はしっかりありますが、鋭角ではなく、後味に若干の苦みを感じます。
垣根と棚仕立ての違いで味わい自体は大きく異なります。
今回、棚仕立てだったので、
スペインのアルバニーリョと感じた方も多かったかもしれません。
②赤ワイン
外観は澄んだルビー色。
縁に若干だが熟成のニュアンスを感じる。
香りは赤果実系が強く少しインキーなニュアンスも。
タンニン、果実感共に強く、酸とアルコールも高い。
ネッビオーロにしては酸が強すぎるし、
グルナッシュにしては色が薄いような、、、
終始、酸の強さを感じていたので
スペイン・テンプラリーニョにしました!
<正解>
スペイン・ガルナッチャ
なぜグルナッシュをスルーしてしまったのか、、
自分でも謎です(笑)
テンプラリーニョだと考え始めてから
酸を取りに行っている感じが否めません!
実直に果実感、アルコールが強いパワフルなワイン!
となればグルナッシュ!と直感を信じた方が良さそうですね(笑)
<出題者より>
外観のとても淡い色合いや、
チャーミングな赤系果実のニュアンスからか、
ピノ・ノワールと答えた方がほとんどでした。
飲んでみると、しっかりしたタンニンが感じられ、
ネッビオーロやテンプラニーリョ、クシノマヴロといった解答もちらほらありました。
『ワインに濃さはいらない 必要なのはエレガントさだ』
という考えの当主の元、造られています。
全房発酵からくるスパイシーさやアルコール度数が下がり
よりエレガントに感じたのかもしれません。
グルナッシュを当てたのは、優勝の Signatureのさく さんのみでした!
おめでとうございます。
グルナッシュは、とても面白いブトウで、
世界各国の暖かい地区で作られています。
温暖化で活躍するブドウになるかもしれません。
晩熟なブドウでハングタイムを多く必要とするので、
病気のリスクに晒されやすいところもあり、
生産者の収穫のタイミングやアプローチでかなり味わいが異なると思います。
スペインとフランスのヌフデュパプなんて
同じブドウとは思えない差があります。
共通するところといえば、
酸味が穏やかでやや甘みを感じるタンニンがグラマラスというところでしょうか。
超高級ワインから、カジュアルなラインナップまで
作れるグルナッシュのポテンシャルには、いつも驚かされます。
さて!今回も楽しんでいただけましたでしょうか♪
ブラインドは、ワインを当てることも大切ですが、先入観なくワインを楽しむ!!
そんなことをお伝えしたくて、やっている企画でもあります。
世界の素晴らしいワインを¥2200でお二つ楽しめますので、
ぜひ、飲みにいらしてくださいね。
Aoyamawinebase では、常に世界の108種類のグラスワインが60mlから楽しめます。
ぜひ、世界のワインの個性を飲みにいらしてくださいね。
では、また来週お会いしましょう♪
(文:こういちろう)